
ボイトレに興味があっても、
もうこんな年齢だし…。
なんか、プロを目指している若い子がやるイメージあるし…。
第一、歌の先生って、なんか怖そう。怒られるのとかって、凹みそうで嫌だな。
と思っている方。
確かに、ちょっと怖い感じの先生もいるかもしれませんね。
声が大きくて威圧感があったり、妙に雰囲気があって近寄りがたかったり。
でも、そんな先生ばかりではなくて、穏やかでふんわりした先生も多いですよ。
ただ。
怖い・優しいは大きな問題ではありません。
必要なのは、あなたの改善すべきところを的確に見抜き、
あなたのよいところを伸ばしてくれる先生との出会い。
そこを軸に考えましょう。
生徒さんの年齢も関係なし!
声は何歳からでも磨けます。
まずは、あなたの求める内容のレッスンが受けられる教室を探しましょう。
気になることは、メールで相談。気軽に、でも具体的に。
今の世の中、メール対応がある教室が大半です。
2021年現在、メール対応が用意されていない教室ということは、
もしかしたら、先生がご高齢?
それとも、新規の生徒さん獲得に意識が向いていない教室かも?
と考えられます。
とにかく、気になる教室のお問い合わせフォームやメールアドレスが見つかったら、
遠慮なく質問しましょう。
問い合わせ内容は具体的に。
以前、ベルフルボイスでは、
「先生は何の人ですか?」
というご質問をいただいて戸惑ったことがあります。
こちらから具体的な回答内容を求めると、
小夏が指導できる音楽のジャンルを知りたい様子でした。
曖昧すぎる質問への返信には手間がかかりますので、
「自分は○○みたいなアーティスト(または音楽ジャンル)が好きなのですが、
このジャンルのトレーニングは可能ですか?」
とか、
「自分は○歳なんですけど、大丈夫ですか?」
など、具体的に書くと、話がスムーズに進みます。
「音楽プロデューサー」が設立【アバロンミュージックスクール】無料レッスン申込募集
よいボイストレーナーの条件
興味のある教室が決まったら、まずは体験レッスン。
この時に、
「また会いたい!」と思えるような先生に会えたらラッキーです。
そして、初めてのボイトレですと、なかなか判断が難しいところだとは思いますが、
よい先生を見分ける基準を持っているといいかもしれません。
小夏が考えるよいボイストレーナーの条件をご紹介します。
- 具体的な改善方法を提示できる
- 身体の使い方や呼吸について詳しい
- 怒らないが、指摘はしっかりする
- たとえ話を活用して説明できる
逆にいえば、以下のような指導者には注意。
- 指導が感覚的であいまい
- 喉や口のことしか言わない
- 褒めるだけでレッスンが終わる
- 初心者に専門用語を多用する
その先生の実績や、歌唱力・演技力も大切ですし、
お手本を示してくださる先生だととてもいいのですが、
ボーカリストとしての能力と、トレーナーとしての能力はまた別です。
もともと歌えるタイプの指導者が、結構やりがちなのが

おなかから声出して!

(心の声)おなかから声出すって…、気合入れるってことかな?
ひどい例は、

オーラ出して!!

(心の声)オーラって何? どうやって出すの!?!?
このような感覚的な言葉をすぐにキャッチして、
実際に声に生かせる器用な生徒さんも稀にいますが、
初心者さんに「オーラ出して」は、ナシですよね。
(実際にそういう指導者いるんですから!!)
また、

うんいいねー、そう、いいよー最高ー素敵ー。
はい、じゃあまた来てね♬
褒めるだけでレッスンを終えるのは、トレーナーとして怠惰なのでは、
と思ってしまいます。
よいところは褒め、的確な指示を出すことで、
生徒さんの実力アップまたはブラッシュアップを手伝う。
というのが理想と考えます。
講師指名制のミュージックスクール
トレーナーが褒めまくる時は、サボっている!?
では、相性の合う先生、よい指導者と思われる先生に定期的に習うようになったとしましょう。
毎回、先生からはどんなダメ出しをもらいますか?
上達に結びつく、的確な指示を毎回ちゃんといただけていますか?
中には、
「いつもすごいほめられる」
という生徒さんもいるでしょう。
ほめて伸ばすのは小夏も賛成ですが、
トレーナーがむやみに褒めまくる時には、以下の可能性があります
- 本当に非の打ち所がないほど素晴らしい
- その生徒さんに強い興味を持っていない
プロの歌手でもボイトレに通うのですから、
初心者で、非の打ち所がない、というのは考えにくいですね。
その生徒さんに興味がないのに褒める、というのは意外かもしれませんが、
褒めていればレッスン時間がどんどん過ぎていくので、トレーナーはラクなのです。
サボっている上に生徒さんは楽しそうなので、良い気分なのです。
もし、グループレッスンやワークショップに参加する機会がありましたら、
冷静に観察してみてください。
講師は、レベルが高い生徒の方に、よりたくさんのダメ出しをすることがあります。
それは、指摘によって、より良くなることを期待しているからなのです。
自分にダメ出しが少なかった場合は
「怒られなくてよかった♪」
ではなく、
「先生は自分に興味がないのでは」
と焦るくらいの気持ちでいた方がいいかもしれません。
先生のやる気スイッチを押せるような生徒になりましょう!
生徒が練習してくれば先生には必ずわかります。声を出す練習の量が足りなかったとしても、
トレーニングのことを考えながら日常生活を送っていれば、それは先生に伝わります。
生徒が努力していることを感じたら、先生はやる気が出るものです。
まとめ
- ボイトレに年齢は関係なし
- お問い合わせにメールを活用しよう。ただし質問内容は具体的に。
- よいボイストレーナーを見極めよう
- 先生のやる気スイッチを押せるような生徒になろう
